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医薬医療の進歩とともに――より巧みな医学英語翻訳を目指して……

12夜物語
By Colin Rose (CC)

 以前、私が在籍していた研究室には、数人の留学生達が在籍していました。彼らの論文は毎年高レベルの国際雑誌に記載され、中には毎年2本は国際雑誌に記載される「つわもの」もいました。挨拶代わりに彼らの医学論文のコピーを山ほど戴きましたが、それから間もなくして、その医学論文が彼らにとっては「分身」であり、私への「最高の歓迎」であることが分かりました。
 彼らは、毎朝 medline に目を通し、繁く図書室に通い、きりがつけば実験室に入り、ある種こだわりのある研究方法で取り組んでいました。「職人技」と表現した方が適切かも知れませんが、そこは誰も寄せ付けないほど、凛(りん)とした空間がありました。論文作成に余念がなく、言葉一つ、点一つ狂いのないように、赤ペンで何度もチェックしていました。そんな彼らにも、休日は gospel を聴きながら教室でリラックスする一面もありました。彼らにとって gospel は、医学論文と同等で「胸を熱くするもの」であり、ある時、彼等の一人が私に「gospel は、国際雑誌で何度も publish されている人の論文を読むのと同じ」と、にこやかに言いました。確かに良い論文は、「熱い」のです。 
 「どんな成果を出したのか?」―それが医学論文にとって一番ブレインとなるところですが、せっかくのデータも、説明不足であったり、表現が下手であったり、誤字が多かったりすると、その時点でデータが生かされてないことになります。表現のしかた如何で、その論文が、世に出るか、出ないか決まってきます。
 良い論文ほど、「読者を惹きつける」力があります。表現も洗練されています。例えば、同じモノを表すことでもたまに別の単語を使ってみたり、witty な言い回しを導入したりします。それによって、表現豊かに、情熱的でありながらもクールに伝わってきます。特に conclusion は、著者の表情が一番露呈されやすく、「次を期待」させたり、時には考案から論文作成までの過程の「苦悩」を書いたりしています。そこに情熱を傾けている分、「読者の心に届くだけの」良い表現がおのずと書けるのだと、異国の研究者達が、私に蒙を啓いてくれました。
 多少上記と重複しますが、私が彼らから学んだことを箇条書きにすると、次の様になります。
(1)該当分野の最新の医学論文を熟知するため、medlineは必ず目を通し、研究内容がニーズに合ったものかどうか常にチェックする。
(2)専門分野以外でも興味のある文献を読み、新しいアプローチを模索してみる。
(3)何より研究を楽しむ。
かも
By Jack (CC)
 この「研究に対する心構え」は医薬、医学翻訳のそれと同様であると考えています。医学翻訳者は、日々、最新の医学知識をチェックし、最新の専門用語に精通しておかなければなりません。8年経とうとしている今も、彼らの生き方に憧憬の念を抱いていて、研究室のあの空気を回顧しながら、医学英語翻訳に勤しんでいます。
 さて、基礎医学の進歩は、医療技術の進歩や薬剤 ・ 医療機器の開発を牽引し、医療現場にバイオテクノロジー等の先端技術を活用した数多くの薬剤や高度な医療機器の導入を促してきました。そして、医療、医学翻訳者達は、医学の進歩を裏方で支えてきました。
 例えば、医療現場で必ず目にする医療機器や診断薬の各種規格事項、取扱書、保証書等には、日本語に翻訳されているものが数多くあります。また、医学学術論文、治療法や診断法の開発研究について、症例を収集した研究についての和英 ・ 英和翻訳の需要がますます高まっており、正確、かつ迅速な情報収集 ・ 情報提供をする上で欠かせなくなってきています。さらに、医療技術の進歩に伴い、医学の専門分化も進み、情報量も飛躍的に増加する中、現場の医療スタッフやその関係者たちがより円滑な情報処理を行なうために、医薬、医学翻訳者にも、より高度な専門性を求めるようになってきています。 
 最近、医学英語翻訳も、医療現場と同様、専門分化している傾向にありますが、私達は英語翻訳のスペシャリストであり、専門分化された分野だけを勉強している訳ではなく、常に「generalist」を目指し、専門分化の弊害がないよう努力し、読者のニーズに応じた翻訳表現を心がけています。


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ELSに日英翻訳をご依頼いただいた場合、専門分野に精通した国内、海外在住の翻訳者が日本語原稿を英語に翻訳し、その翻訳文を英語ネイティブが校正するという工程で作業を進めます。納期に余裕がある場合は、ネイティブによる英訳文校正時に2名の英語ネイティブがダブルチェックを行いますので、より洗練された英文に仕上がります。

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道具箱 Your toolbox

What we would like to do on these Aaron pages is introduce our concept of the toolbox. You may already have a number of toolboxes for other parts of your life. You may have a toolbox for your jewelry, computer, or camera. You may use other words for your toolboxes: jewelry box, pencil case, repair kit. You may have idea folders or to do lists in your filing cabinet or your computer. We would like to introduce you to our concept of the toolbox.

The Aaron toolbox is a panorama of ideas, suggestions, rules, approaches, and guides for improving your writing. Some of the items in the toolbox may work for you and some may not. You might try one or two and find them helpful. You might try many and find half of them helpful.

Our goal is to offer you the toolbox to test the ideas. Each of our pages offers another tool that may work for you. We hope using some of the tools in the toolbox will help you improve your writing.


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