イタリア語翻訳 ( 日本語 ⇔ イタリア語 )、イタリア語校正、添削

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By Umberto Fistarol (CC)

ELSのイタリア語翻訳と校正のページへようこそ。
ELSではイタリア語と日本語、イタリア語と英語間の翻訳サービスを幅広く提供しています。日本語文書をイタリア語に、イタリア語文書を日本語に翻訳します。また、英語文書をイタリア語に、イタリア語文書を英語に翻訳します。

ELS のイタリア語翻訳では、ターゲット言語を母語とする翻訳者、校正者を起用し、翻訳文書を自然な文章に仕上げます。イタリア語から日本語への翻訳は、日本人翻訳者が行います。イタリア語から英語への翻訳は英語ネイティブ翻訳者が担当し、英語からイタリア語への翻訳はイタリア語ネイティブ翻訳者が行います。これは理想的なイタリア語翻訳です。一方、日本語からイタリア語への和伊翻訳においてのみ、イタリア語のネイティブ翻訳者を起用できず、日本人翻訳者が翻訳を行う場合が多くあります。これは日本語文書の理解が困難なため、和伊翻訳を行うイタリア語ネイティブ翻訳者の数が不足してしまうという事情によるものです。そこで、イタリア語へ翻訳された文書の品質を保証するために、すべての和伊翻訳文書に対してイタリア語ネイティブ校正者を起用します。日本語という言語の特質上、イタリア語ネイティブ翻訳者を起用できない場合、翻訳文書の品質を保証するためにイタリア語ネイティブによる校正サービスを翻訳工程の中へ組み込むのです。このようにして各言語のネイティブスピーカーが翻訳文書を仕上げるため、質の高いイタリア語翻訳が可能となります。イタリア語文書の校正も承ります。

このページではイタリア語翻訳、校正サービスの詳細をご説明するとともに、日本語とイタリア語、英語とイタリア語間の翻訳に従事する優れた翻訳者を紹介いたします。さらに、イタリアについて、またイタリア語、イタリア文化についての情報もお届けします。イタリアについての理解を深めていただければ幸いです。
日本語からイタリア語、イタリア語から日本への翻訳
イタリア語から英語、英語からイタリア語への翻訳
イタリア語文書の校正 ・ 添削
イタリア語翻訳者プロフィール
なぜイタリアを愛しく感じるのか
言語
どこでイタリア語が使われているのか
食べ物
魅力的な都市
日本とイタリア
イタリアとアート

お問い合わせ、連絡先
お問い合わせ ・ ご依頼方法
翻訳作業に費やせる時間は?
品質優先?それとも予算優先?
極めて短納期の翻訳について
お支払いについて
翻訳ソフトと機械翻訳

日本語からイタリア語、イタリア語から日本語への翻訳

ELSでは通常、日本語からイタリア語へ、およびイタリア語から日本語へ直接翻訳を行っております。イタリア語に精通した日本人翻訳者とイタリア語ネイティブを起用し高品質のイタリア語翻訳をお届けします。翻訳料金は、原則として、翻訳原稿 ( 日本語またはイタリア語 ) の文字またはワードカウントに基づいて計算いたします。

和伊翻訳

日本語からイタリア語の翻訳では、イタリア語に関する深い知識のある日本人翻訳者とイタリア語ネイティブ校正者を起用し、日本語原稿の理解およびイタリア語に翻訳された文書の正確性を確保いたします。日本人翻訳者が翻訳した文書のスタイルを維持しながら、イタリア語ネイティブ校正者が、誤解が生じることなく理解されるイタリア語になるよう校正をします。イタリア語に翻訳された文書の校正レベルは、ベーシックプラスです。高等教育を受けたイタリア語ネイティブが書いたように見える高水準のイタリア語翻訳文書へのリライトをご希望の場合は、ネイティブレベルになります。この場合追加料金が発生しますが、個別にお見積りいたしますので、ご相談ください。和伊翻訳は1ページ400文字あたり5,900円から承ります。

精度の高い翻訳が必要なきわめて重要な文書の場合、少額の追加料金で、もう一名の日本人翻訳者による翻訳チェック作業を組み込んだり、もう一名のイタリア語ネイティブ校正者による翻訳文書校正作業を加えることも可能です。また、翻訳、翻訳文書校正の両過程において、日本人翻訳者、イタリア語ネイティブ校正者を各ニ名ずつ起用することもできます。別途料金にてこうしたサービスをご利用いただけますので、お問い合わせください。

イタリア語ネイティブ翻訳者による和伊翻訳、日本人翻訳者によるチェックという翻訳ステップをご希望でしたらご相談ください。ご要望にできる限り対応させていただきます。

伊和翻訳

イタリア語から日本語への翻訳は、イタリア語に関する深い知識のある日本人翻訳者が翻訳を担当します。必要に応じてイタリア語ネイティブとの相談も含みます。日本人の書く、自然な日本語文書に仕上がります。

一般にイタリア語文書は日本語文書より明瞭に書かれ、ほとんど問題なく理解できるので、日本人翻訳者はイタリア語文書をスムーズに和訳します。しかしながら、イタリア語文書の出来があまりよくなかったり、文化的な見地から不明瞭な点がある場合には、有能なイタリア語ネイティブ翻訳者やライターが日本人翻訳者をサポートします。伊和翻訳料金は、イタリア語原稿1ページ200単語あたり5,500円より承ります。

精度の高い翻訳が必要なきわめて重要な文書の場合、もう一名の日本人翻訳者を起用し、最初の翻訳者の翻訳内容チェック作業を組み入れることができます。別途料金にてこのサービスをご利用いただけますので、お問い合わせください。

イタリア語翻訳料金 ( ご依頼頂いた原稿に基づく換算 )
言語 一般文書 金融、PR、政治、社会、文化、
経済、科学技術、学術論文など
医学、医療、特許、法律、抄録、
学術論文概要など
日本語 → イタリア語翻訳
( 翻訳、イタリア語ネイティブチェック )
日本語原稿 400文字当り
5,900円〜 6,800円〜 7,500円〜
イタリア語 → 日本語翻訳
( 翻訳、イタリア語ネイティブ専門家との相談 )
イタリア語原稿 200ワード当り
5,500円〜 5,800円〜 6,600円〜


注) 1名の翻訳者によるイタリア語翻訳料金です。さらに翻訳文の品質を高めるには、少額の追加料金で、もう1名の翻訳者によるチェック作業を組み入れることもできますし、和伊翻訳の場合はイタリア語ネイティブ2名によるダブルチェックを受けることもできます。

翻訳料金は、原則として、翻訳原稿 ( 日本語またはイタリア語 ) の文字またはワードカウントに基づいて計算いたします。

※ 上記イタリア語翻訳料金にはミニマムチャージがございますことをご了承ください。該当する分野とレベルに対応する1ページ分の翻訳料金をミニマムチャージとさせていただきます。

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イタリア語から英語、英語からイタリア語への翻訳

ELSでは、イタリア語から英語、英語からイタリア語への翻訳も行っております。1ページ200単語あたり5,000円より承ります。翻訳料金は、原則として、翻訳原稿 ( イタリア語または英語 ) のワードカウントに基づいて計算いたします。

伊英翻訳

英語ネイティブ翻訳者が翻訳を担当し、別の英語ネイティブがプルーフリードをします。英語ネイティブの書く自然な翻訳文書に仕上がります。追加料金にて、もう一名の翻訳者による翻訳チェック作業を組み入れ、品質をさらに高めることもできます。お気軽にお問い合わせください。

英伊翻訳

イタリア語ネイティブ翻訳者が翻訳を担当します。イタリア語ネイティブの書く自然なイタリア語文書に仕上がります。追加料金にて、もう一名の翻訳者による翻訳チェック作業を組み入れ、品質をさらに高めることもできます。お気軽にお問い合わせください。

イタリア語翻訳料金 ( ご依頼頂いた原稿に基づく換算 )
言語 一般文書 金融、PR、政治、社会、文化、
経済、科学技術、学術論文など
医学、医療、特許、法律、抄録、
学術論文概要など
イタリア語 → 英語翻訳
( 翻訳、イタリア語ネイティブ専門家との相談、
英語ネイティブチェック )
イタリア語原稿 200ワード当り
5,000円〜 6,000円〜 7,000円〜
英語 → イタリア語翻訳
( 翻訳、英語ネイティブ専門家との相談 )
英語原稿 200ワード当り
5,000円〜 6,000円〜 7,000円〜


注) 一名の翻訳者によるイタリア語翻訳料金です。1ページ当たり少額の追加料金で、第二の翻訳者によるチェック作業を組み入れて、更なる品質保証をすることもできます。

翻訳料金は、原則として、翻訳原稿 ( イタリア語または英語 ) のワードカウントに基づいて計算いたします。

※ 上記イタリア語翻訳料金にはミニマムチャージがございますことをご了承ください。該当する分野とレベルに対応する1ページ分の翻訳料金をミニマムチャージとさせていただきます。

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イタリア語文書の校正 ・ 添削

最後に、ELS ではイタリア語文書の添削も行っております。文書の見本と分量をご提示いただければ、お見積もりをさせていただきます。またどのようなイタリア語文書校正、添削をご希望かをお聞かせいただければ、あわせて対応させていただくことが可能です。イタリア語校正料金は、1ページ200単語あたり1400円より承ります。

イタリア語校正料金( ご依頼頂いた校正用イタリア語原稿に基づく換算 )
レベル 一般文書 金融、PR、政治、社会、
文化、経済、科学技術、
学術論文など
医学、医療、特許、
法律、抄録、
学術論文概要など
ベーシック ・ プラス ¥7/ワード〜 ¥9/ワード〜 ¥11/ワード〜
ネイティブレベル ・
リライティング
¥12/ワード〜 ¥14/ワード〜 ¥16/ワード〜

  • <<ベーシックプラスレベル>>では、誤解が生じることなくイタリア語ネイティブスピーカーに理解されるようお預かりした文書を入念に校正いたします。
  • <<ネイティブリライティングレベル>>では、イタリア語ネイティブスピーカーが書いたように見える一段と高品質な文書へと校正/編集いたします。
  • 両レベルとも、イタリア語ネイティブスピーカーが校正を担当いたします。

※ 上記料金にはそれぞれミニマムチャージがございますことをご了承ください。該当する分野とレベルに対応する4ページ分の校正料金をミニマムチャージとさせていただきます。詳細は、お気軽にお問い合わせください。

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イタリア語翻訳者プロフィール

日本人翻訳者 ( 在イタリア4年 )
専門分野 : 新聞 ・ 雑誌ほかメディア全般の記事翻訳 ( 時事、スポーツ、食品、児童教育、書評、マスコミ事情ほか )、企画書、マーケティング ・ リサーチ報告書等の商業翻訳、ビジネス契約書 ( 出版、マーチャンダイジング関連 )
学歴:武蔵大学人文学部欧米文化学科卒業
翻訳言語:イタリア語 → 日本語、日本語 → イタリア語(ネイディブチェック有)
翻訳経験:4年
職歴:日本 : 編集プロダクション勤務2年、フリーのライター&エディター歴12年
   イタリア : 翻訳および通訳歴4年、出版エージェント歴1年
* 翻訳スタッフとして、イタリアのスポーツ系ウェブサイト、日本のスポーツ雑誌、食関連雑誌と通年コラボレーション契約

日本人翻訳者 ( スイス在住 )
6年間の銀行勤務の後渡米、カリフォルニア大学、ロサンゼルス校の美術学部卒業。
得意分野 : 歴史、美術、旅行関係、ビジネス一般
翻訳言語 : イタリア語、英語
CADプログラミング、鉄パイプ用マシーンの操作方法、旅行者の電話連絡アシスト、旅行関係などの通訳経験あり。
翻訳経験 : スイス、ティチーノ観光局の観光ガイド、鉄パイプマシンマニュアルなど。

日本人翻訳者 ( イタリア在住 )
学歴 : 北海道藤女子大学文学部英米文学科卒業
日本国内航空会社に5年間勤務
イタリアの航空会社に5年間勤務
結婚後、イタリアに在住8年
翻訳歴約6年翻訳言語 : 英語、イタリア語
分野 : WEBページ、ローカル記事、取扱説明書、IT、アンケートファイル、手紙、E-メールなど

イタリア語ネイティブ翻訳者
英国コヴェントリ大学現代語学部出身 ( 文学士号取得 )
専門分野 : 機械工学、家庭用電化製品、ホームページ、ユーザマニュアル、取扱説明書、製品仕様書、取扱説明書のローカリゼーション
日本及び中国に翻訳の勉強のための留学経験あり

イタリア語ネイティブ翻訳者
イタリア ナポリInstituto Orientale大学にて英語、ロシア語専攻。現代外国語、文学の学位を優等で取得。モスクワPushkin Instituteにてロシア語上級コースを修了。
英語、イタリア語、ロシア語を自在に翻訳
経歴 : イタリアでの製靴工場、機械製作工場、ホテル / スポーツ / リハビリセンターの通訳、翻訳スタッフ。
ロシア連邦での輸出 / 輸入の通訳、翻訳
専門分野 : ソフトウェア、船舶業界、ビデオゲーム

イタリア語ネイティブ翻訳者
学歴:化学学士、化学博士
母国語 : イタリア語
経歴 : 医療分野における通訳
資格 : 英国言語学会翻訳科修了 ( 英語からイタリア語、イタリア語から英語 )
専門分野 : 医学と医療、化学、薬学分野の技術翻訳
メンバーシップ : 英国言語学会、APCI翻訳 ・ 通訳協会

イタリア語ネイティブ翻訳者
翻訳 ・ 通訳言語 : 英語、イタリア語
母国語 : スペイン語
経歴 : 5年間の同時翻訳を含む様々なプロジェクト
ATAによる英語からイタリア語、イタリア語から英語の資格を取得
1996年、ニューヨーク ・ コミュニティーカレッジにおいてTEFL資格を取得
学歴 : トリノ大学 イタリア語とイタリア文学の学士号
専門分野 : セールス/マーケティング:ウェブサイト、ソフトウェア・ローカリゼーションと文書の専門技術翻訳、コンピュータとインターネット関連、プロモーションと宣伝広告、プレスリリース、マーケティングと市場調査アンケート、企業紹介、履歴書と推薦状、商品情報、説明書とマニュアル、ロジスティックス、環境、トレーニング/教育、建築
ビジネス/商業 : 契約書、ビジネス文書、法的文書、レポートとプレゼンテーション、事務弁護士文書、法廷文書
アート/文学 : ポエム、抒情詩、短編物語、新聞、雑誌
翻訳者としてのモットー : 優雅さと熟練の技

イタリア語ネイティブ翻訳者
外国語と現代文学の大学文学修士
対応サービス:翻訳、校正、編集と執筆
言語 : 英語 ( 堪能 )、フランス語 ( 堪能 )
母国語 : イタリア語
翻訳 : 英語 / フランス語からイタリア語 ( フルタイム )
専門分野 : ハードウェア、ソフトウェア、エレクトロニクス、法律、特許、ビジネス、金融、マーケティング、マネージメント、医療器具、文学、旅行、化学、その他一般
IT用語や専門用語 ( SAP、Linux、Microsoft、ネットワーク関連用語他 ) に特化

イタリア語ネイティブ翻訳者
言語 : 英語 ( ネイティブに近いレベル )
イギリス人を母に持ち、イギリスで4年間の在住経験を持つ。イギリスのブライトン大学にて学位を取得
学歴 : ヨーロッパ ・ ビジネス技術翻訳学位
経歴 : フリーランス5年間
マーケティング、宣伝広告、パンフレット、カタログ、プレスリリース、財務会計、マネージメント ・ レポート、ビジネス雑誌、会計文書など、ビジネス分野の文書を幅広く手がけ、豊富な経験を持つ。
専門分野 : ビジネスと金融
翻訳者としてのモットー : 翻訳文書に見えない翻訳!

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なぜイタリアを愛しく感じるのか

万人に愛される国は世界でも数えるほどしかありません。イタリアはそんな国のひとつです。イタリア語の美しさが魅力なのでしょうか?すばらしいイタリアン・デザインの洋服が人をイタリアの虜にさせるのでしょうか?美味しいパスタやピザ、それからイタリアン・ソーセージなど、北から南まで幅広いバラエティに富んだ美味しいイタリア料理でしょうか?イタリアの数多い旧跡のせいでしょうか?すてきなコーヒーショップでしょうか?フレンドリーなイタリア人、ローマ帝国、ベニス運河でしょうか?それともこれらのイタリアの要素すべてに愛しさを感じるからでしょうか?

確かな答えはわかりません。確実に言えることは、イタリアに惹かれるということです。イタリアの魅力について、そしてイタリアと日本の関係ついて少し述べてみましょう。

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言語

イタリア語は魅力的です。まるでコンサートを聴いているようです。イタリア人学生、移民、国外移住者はこのすばらしい言葉をイタリア、南ヨーロッパや世界各地で話します。現在、約7千万人がイタリア語を母国語としています。イタリア語はイタリア、スイス、サンマリノ、スロベニア、バチカン市国、クロアチアのイストリア半島の公用語あるいは公用語のひとつとされています。ELS のスペイン語、ポルトガル語、ドイツ語のページをご覧いただければわかりますが、これらの国々は自国言語を奨励し、スペルを統一しようと働きかけています。しかしそれは、極めて最近始まったことです。イタリアはもちろん違います。1583年にはもうすでにフィレンツェにクルスカ学会、つまりイタリア文化協会が創立され、現在に至っているのです。この協会は1612年に最初のイタリア語辞書を刊行しました。

学校で習う標準イタリア語はトスカナ語です。イタリア中央部に位置するトスカナは郊外の大邸宅で有名です。最近トスカナでは農業体験観光を促進しており、農家に滞在しながら農業を体験することができます。イタリア語の標準語は、南イタリアの言葉と北イタリアのガロロマンス語の中間です。長期に亘り確立されてきたトスカナ標準語は、最近、イタリア経済の中心となっている裕福な北部、ミラノに影響を受けています。多くのロマンチックな言語と同様、言葉は力強く強調され、イタリア語に言葉のエネルギーと魅力を吹き込んでいるのです。

イタリア語の語源を簡単に説明すると、ラテン語が基礎となっているということです。イタリア語は14世紀、ダンテ・アリギエーリによって最初に形作られました。ダンテは南イタリアの方言、特にシチリア島の言葉と、彼の故郷であるトスカナの言葉を詩の中で融合させました。彼の作品はイタリア中で愛読され、彼の書いた言葉は万人が理解できる標準語となったのです。ダンテはイタリア語の標準化を行った功績を称えられました。

イタリアは新しい国です。そして歴史ある地域でもあります。19世紀までは都市国家の集まりでした。現代のイタリアは1861年3月17日、多くの都市国家がヴィットリオ・エマヌエレ王2世の下に統合されて一国家が形成されました。しかしイタリアは、1866年のベネチア併合、1870年のローマ併合までは完全統合されなかったのです。これらの都市国家は古い歴史を持ち、独特な方言が使われていました。イタリア人の間では、ローマ語が語形変化したトスカナ語が最も良いとされていました。ローマ人は明瞭にはっきりと話すことで知られており、現在イタリアの標準語とされているダンテの言葉にトスカナ語が一番近かったのです。

中世後期におけるトスカナの経済力と先進開発などによりトスカナ語は重要視され、ベネチア系イタリア語も中世イタリアの商業社会で広く使われ続けました。ルネサンス時代や他の時代に盛んになったフィレンツェの文化的背景が、その言語をアートの世界における標準語にしたのです。イタリアで使われている方言の大半は多くの言語学者や地元の人々がまったく別の言語として捉えるほど違いがあるのです。方言と言語の違いは政治的な理由だけで左右されることがよくあります。言語学者の中には、イタリアで使われている言語を、サルディーニャ島のサルティーニャ語、ナポリのナポリ語、ベニスのベネチア語を含めた33種と数える人もいます。

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どこでイタリア語が使われているのか

イタリア語はイタリアとサンマリノの公用語です。スイスではイタリア語がティチーノとグリショーニでの公用語のひとつであり、バチカン市国と、イタリアの少数民族が暮らすスロベニアとクロアチアにあるイストリア半島の一部では、イタリア語が第二の公用語となっています。ルクセンブルグ、ドイツ、ベルギー、アメリカ、カナダ、ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチン、オーストラリアへ渡った移民者により幅広く使われ、アルバニア付近でも使われています。特に南イタリアやシチリア島の出身者が、どれほどイタリアという母国や言葉、食べ物を愛していても、貧困という問題が彼らを母国から遠ざけてしまったのです。イタリア人が征服していたアフリカのソマリア、リビア、エリトリアなどでは、少数ですがイタリア語も使う人々がいます。モナコやマルタ島付近ではイタリア語が教えられており、幅広く使用されています。1934年に制定された憲法によって英語が取り入れられるまで、イタリア語はマルタ島の公用語でした。

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食べ物

イタリア料理について語りましょう。美味しいイタリア料理には適切な材料が必要です。腕の良い料理人なら適切な材料ですばらしい料理を作ることができますが、正しい材料を使わなければ誰も美味しい料理など作れません。美味しいイタリア料理の素材についていくつか例を挙げてみましょう。

オリーブオイル : イタリアには様々な種類の良質なオリーブオイルがあります。オリーブオイルは健康的で、味もよく、高価なものです。イタリア料理には欠かせない材料です。
オリーブ : 種類の豊富なオリーブにはそれぞれの原産地の名前が付いています。オリーブは、最初は緑色をしており、成熟する段階で色濃くなるのです。
月桂樹の葉 : このハーブは常に乾燥させて使用します。たった1枚で風味をつけることができます。料理が出来上がったらこの葉は取り出さなければなりません。
パルメザンチーズ : パルメザンチーズは欠かせない一品です。風味を損なわないよう、常に食事の直前におろします。

美味しいイタリア料理を作るための基本素材のほんの数例挙げてみましたが、他にもまだまだたくさんあります。決して安価ではなく、労力もかかりますが、最高の料理は手をかけずに作れるものではありません。

都市国家、異なる気候、異なる地形

日本の食べ物には各地の特色があり、地域差がありますが、日本についての知識があるイタリア人なら、そのような地域差はイタリアに比べたら取るに足らない小さな違いだと言うでしょう。イタリア料理における地域差は、歴史的背景と風土の違いによって生まれているからです。歴史的背景を述べましょう。イタリアは最近まで都市国家の集合体でした。多くの小さな都市国家から成る1つのグループであり、人々は楽しむために旅をすることはなく、旅は極めて危険なことでもあった時代です。危険なだけでなく、多くの人々は旅をする金銭的余裕すらありませんでした。結果的に人々は自分の住む地域から離れることはなく、それぞれの居住地域の食べ物しか食することはなかったのです。

寒い北部、オーストリアとスイス付近のイタリア ・ アルプスからアフリカの気候とそう変わらないシチリア島まで、気候も様々です。イタリア人は昔、自分たちの身の回りにあるものや、住んでいる地域に育つものを使って料理をしていました。今でもそれは変わりません。

トリノの冬はとても厳しいのですが、リグーリアはカーネーションやバラが咲き乱れる沿岸から100キロ足らずの場所にあります。このような気候の違いがイタリア中にあるのです。

イタリアの北と南には他にも違いがあります。北には平野が広がっていますが、南にはイタリアの山脈が連なっています。北には牛が放牧されている牧草地があり、牛肉、子牛肉、牛乳、バター、クリームが生産されています。牛がいなかったら仔牛のパルメザンチーズカツレツは食べられませんよね?南には牛が少なく、牛乳、バター、クリームがあまり作れないので、南イタリアではオリーブオイルを多用します。ヤギや羊が放牧され、羊からペコリーノチーズを生産しています。

南に向かうほどホームメードのパスタが変化します。イタリア南部は貧しく、工業も盛んではありません。平地もなく、農作物も乏しいのです。農地として活用できる土地はとても少なく、満足に農作物を供給することはできません。南イタリアの人々は限られた材料で料理しなければならず、材料のほとんどは安価な材料です。高価な材料を使わなくても、ケーバー、オリーブ、赤唐辛子が採れるので、すばらしい料理を作ることができます。南イタリアではパスタに卵を使わず、水とあらびきの小麦粉を使い、歯ごたえのあるパスタを作るので、風味の強いソースが必要となります。パスタが繊細ではないので繊細な味のソースでは合いません。南イタリアでは北イタリアからの材料はあまり使いません。輸入品と考えてしまうからです。

各地域に特色があります。太陽をいっぱいに浴びる温暖なリグーリアではハーブを多く取り入れます。ペストウにはハーブが使われるので料理も違います。山麓地帯のイタリア人はパスタに卵の黄身だけを用います。ミラノは日本のように米を多く取り入れています。最南端のシチリア島の料理は、ギリシャ料理、スペイン料理、アラブ料理に大きな影響を受け、シチリア島の伝統料理『クスクス』を産んだのです。魚にも違いが見られます。シチリア島では、例えば、暖流に乗ってくるメカジキなどが捕れるのです。

異なる歴史、気候、地形などが、たくさんのすばらしいイタリア料理を産み出しました。イタリア料理を召し上がる時は、食べる前にその料理はどの地方の食べ物なのか、どうしてこのような調理方法で作られたのかなど、考えてみてはいかがでしょうか。

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魅力的な都市

イタリアの都市は魅力的です。177の水路と400の橋を誇るベニス、美しいゴンドラと小さな島々、レース専門の島を持つ都市など他にはないでしょう。特にレースにこだわるわけではありませんが、レースのために島をひとつ開発するということが想像しがたいことです。島にはレース美術館もあり、いたるところでレースが販売されています。ルネサンスの美術と建築で有名な美しいフィレンツェ、ポンペイに近く、ベスビオ山麓にあるナポリ、コロシアム、カタコンベ、共同浴場、トレビの泉があるローマに惹かれます。イタリア有数の都市ではないかもしれませんがピサも魅力的です。まだイタリアを訪れたことがなく、すばらしい都市、小さな都市、小さな町などを見たことがないなら、近い将来に一度は旅することをお勧めします。

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日本とイタリア

日本人もイタリアに関して深い親近感をいだいています。イタリアと日本は、日本とオランダ、日本とドイツのような歴史的に深い関係はありません。それでも、日本人とイタリア人には共通点があるのです。危険因子から触れてみましょう。日本人は火山と地震の断層に囲まれて生活しています。イタリア人も同様ですが、他にも地すべり、土石流、雪崩、地震、火山の噴火、洪水、ベニスの沈下などの問題も抱えています。日本にはベニスのような問題はありませんが、他のすべての問題に直面しています。日本とイタリアは高齢化社会にも取り組んでいます。イタリアは世界でも出生率が低い方で、移民がいなければイタリアの総人口はすでに減少していたことでしょう。そして他の類似点と言えば麺類です。日本人とイタリア人は麺類をよく食べます。うどん、スパゲッティ、ラーメン、ラザニア、そば、リングィーニなど、麺類は日本で人気が高いのです。イタリア人が訪日したら、日本のすばらしい麺類に喜ぶことは疑う余地もありません。

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イタリアとアート

有名なアートやアーティストの多くはイタリアの出身です。日本をはじめ、世界中でイタリアの豊かな芸術が楽しまれています。バージル、オビッド、キケロに始まり、ダンテやペトラルカなど文学界もより豊かです。これらの基本的文学は、西洋に比べると日本ではあまり親しまれていないかもしれませんが、西洋ではギリシャ文学やローマ文学が文化の基本を形成する一部なのです。

地球上でアートや旧跡を一番多く見ることができる場所はイタリアかもしれません。旧跡はいたるところにあります。ローマの建築会社は、建設を始める時、不安を抱えます。建設中に旧跡が見つかり、スケジュール通りに仕事ができなくなることを恐れているのです。ローマなど、イタリアで土を掘り返すことは、何千年も重ねられてきたギリシャ、ローマ、イタリアの旧跡に触れることであり、掘ればきっと何かを見つけることができるでしょう。イタリアはエトルリア人の墓、ギリシャ寺院、ローマの旧跡で溢れています。ムーア人の侵略により、ムーアの建築物、像や絵画が数え切れないほどあります。

まだイタリアのアーティストについて語っていませんでしたね。作品の中でも『ダビデ像』を製作したトスカナのミケランジェロから、ロレンツォ・デ・メディチの荘園に『ビーナスの誕生』を描いたボッティチェリ、『大公の聖母』など多くの絵画で有名なラファエロに至るまで、イタリアのアーティストは多すぎて語りきれないほどです。レオナルド・ダ・ヴィンチは紹介するまでもありません。彼ら、過去の偉大なアーティストたちを映画化した作品には常にイタリア人の存在があります。映画化するにあたり、マルチェロ・マトロヤンニ、アンナ・マニャーニ、ジーナ・ロロブリジーダ、ソフィア・ローレンなどの名俳優や、ルキーノ・ヴィスコンティ、ロベルト・ロッセリーニ、フレデリコ・フェリーニ、ミケランジェロ・アントニオーニ、ベルナルド・ベルトルッチなどの名監督がいなければ彼らを再現できないでしょう。

イタリア音楽には深い歴史があります。イタリア人がピアノや音符などの音楽表記法を生み出したのです。イタリアは、モンテヴェルディ、ヴィヴァルディ、スカルラッティ、ヴェルディ、プッチーニ、ベッリーニ、ロッシーニなど、偉大な音楽家たちを育てました。イタリア語やイタリア文化について少し紹介してみました。興味のある方は、インターネットで検索したり、本を読んだりしてみてください・・・でも、イタリアへ行ってみるのが一番ですね。

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翻訳作業に費やせる時間は?

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品質か予算、どちらを優先されるかについては、品質優先?それとも予算優先?をクリックしてください。

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イタリア語翻訳 ( 和伊、伊和、英伊、伊英 ) サービスでは、どの翻訳文も目標言語のネイティブ翻訳者または校正者が仕上げるため、自然で読みやすい訳文になります。イタリア語校正サービスでは、すべての文書の校正をイタリア語ネイティブライターが担当。文書の用途に応じた校正レベルの選択が可能です。イタリア語翻訳、校正に加え、英語翻訳、英文校正、多言語翻訳、多言語校正、ネットスクール形式の英文ライティング講座等のサービスもお届けします。

イタリア語翻訳、イタリア語校正の他にも英語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、ギリシャ語、スウェーデン語、デンマーク語、ノルウェー語など多言語の翻訳と校正にもご対応します。

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